上手に共感能力を使っていく
こんにちは!松浦みづほです。
「共感する力がある」っていいことのように見えたりもしますが、その力があることで苦しくなってしまうこともあるなと感じます。
例えば不安や怒りも、相手の感情をもらってしまって自分がその状態になってしまっている場合もよくあります。(大嶋先生のよく話されている、ミラーニューロンの働きによって)
しかも、そんな時ってもらっているという自覚もなかったりしますよね。
もらっている自覚がないと、突然自分がイライラしたり不安になったりするので、自分って気分のアップダウンが激しい人と言う風に捉えてしまうこともあるかもしれません。
でも、そうすると本来の問題のありかが別のところに行ってしまうので、自由になっていくことが難しくなってしまうかもしれないなと感じます。
私も、以前はかなりまわりに怒りがいっぱい!な方達がいて、よく人の怒りで自分もイライラしてしまっていました。
そして、やっぱり人の怒りをもらっているということには気が付いていなかったので、そのまま人の怒りでずっとイライラしていたんですよね。
そんなイライラしている自分を嫌だなって感じていました。
ですが、FAPを受けていてしばらくたった時に「これは目の前の人の怒りを真似しているな」と、一歩引いたところで自覚できるようになったタイミングがありました。
(“共感しちゃう”というところで結構FAPを受けたと思います)
それは、ドラックストアでレジに並んでいる時だったのですが、その担当してくださった方の前に行ったら、すごく頭が真っ白!な感じになったんですよね。
そして怒り!という感情が出て来ました。
その感情を感じた瞬間は、失礼な態度を取られて怒りが湧いたのかな?と思ったのですが、あ、これは目の前にいるこの人のものだ、と思ったら、その怒りを自分のものではないものとして、一歩引いたところで感じることができたんです。
そして、その怒りに飲まれずにその場をさっと離れることができ、いつもの自分の感覚にすぐに戻ることができました。
その時に、共感するって良いことのようにいわれるけど、その能力が高いことで相手の感情に飲まれてしまって自分自身でいられないということもあるんだな、と感じました。
共感能力が高い方は、自分と人の感情を分けてうまく共感能力を使って行く、ということが、自分らしく楽に生きるためには大切なポイントになるんだと感じます。