後悔からも解放されていく
こんにちは!松浦みづほです。
私には後悔がたくさんあったなと思います。
「あの時ああすればよかった」とか、「あんなことを言って、もしかして傷つけてしまったかも」とか、「あんなことをしてきっと嫌な思いをさせてしまった」などです。
そんなふうに、ずっと色々なことを後悔してきたので、とにかく人を傷つけたりすることのないように発言などにはものすごく気を使ってきました。
だから、よく優しいねとか、ポジティブだねなんて言われていたかもしれません。
でも、誰かのことを傷つけるくらいなら、我慢して自分が傷ついた方がましだって思っていたんです。
トラウマ治療で後悔の記憶も変わっていく
今思うと、この後悔の記憶たちもフラッシュバックだったんだろうなと思います。
それは、トラウマ治療とともにその記憶たちも、強烈な感情を伴わない「思い出」に変わっていったからです。
以前は、夜中にふと目が覚めてしまって眠れなくなり、過去のことをぐるぐる思い出してる時に突然思い出しては、わー!っとなっていました。わー!申し訳ないなー!って。
今からでも謝りに行きたい!って感じです。
もう何年も前のことなのに、いま現実に起こっているような感覚として、感じてしまっていました。
当時、その状況のストレスレベルで感情を感じることができていれば、記憶として処理され、その経験をちゃんと反省して、活かしいていくことが出来ていたんだろうなと思います。
そして、たとえ思い出したとしても、わー!っとなってしまうような感情ではなくて、あのときは◯◯と感じたな、といったような思い出の中の感覚になっているはずなんです。
気がついたら思い出になっていた
カウンセリングでは、そのわー!っとなっている思い出一つ一つを治療してもらったわけではありませんでした。
でも、自然と囚われなくなっていたんです。
不思議だな〜と思うとともにFAP療法ってすごいなとやっぱり思ってしまいます。
あんなに何をやってもフラッシュバックしていた記憶たちが、気がつくと他の記憶と同じ「思い出」になっている。
突然感情に襲われることはなくなって、「あの時、こんなことがあって、こんな気持ちになっていたな」って思い出すことができるようになりました。
行動を制限する記憶たち
そうやってフラッシュバックする記憶たちが「思い出」になっていくと、自然と自分の行動や思考も自由になっていったように思います。
それほど、その記憶たちは「今」に影響を与えてしまうんですね。
過去は過去として学び、今に活かしていくことができるようになる。
FAP療法の魅力だなと思いました。