自分の感覚が「私」を導いてくれている

こんにちは!松浦みづほです。
最近は、「身体はトラウマを記憶する/ベッセル・ヴァン・デア・コーク著」という本を読んでみたりしています。
この本は何度か読んでいるんですが、何回か読んでいてようやく意味が分かってきた…って感じです。
初めて読んだときは、トラウマってなに?って感じだったので、言葉にも馴染みがないし、内容にクラクラしたりで、ちょっと読んでは休み、ちょっと読んでは休みでようやく読んだ〜!でも良くわからなかったかも…って感じでした。
それが、ちょっとづつ私も変わってきて段々理解できるようになってきたかな〜と思います。

あの時、あんなに分からなかった本が今分かるようになってきたってすごいなって感じます。

何も変化がないように思えても、少しづつ変化はあるんですよね。

本に載っているトラウマの事例にもすごく心を揺さぶられていたんですが、それも感情に揺さぶられることなく読めるようになってきました。

麻痺がとれるってやっぱり大切

脳の過覚醒が収まっていくと、回避して恐怖を増幅させるホルモンが切れるから、脳の麻痺が取れる。
脳の麻痺がなくなると感覚麻痺もとれて不快感をリアルに感じられるようになる。
不快感をリアルに感じられるようになると「前の麻痺していた状態の方がましだった」という感覚になるが、この「不快」と感じるリアルな感覚がなければ、人は危険を回避することが出来なくなる。

普通の人は、トラウマの人と違って先のことは何も考えていないが感覚麻痺がないので「不快」と危険が迫ったらその場で感じることが出来る。
だから、危険が迫ったらその場で回避することが出来てしまう。

一方、トラウマの人は“恐怖”から先に先に、と先の不快なことを考えているが、実際に危険が迫っていても「不快」を感じられないため危険を回避できず「ドカーン!」ということがある。
そんな時トラウマの人は「自分の恐怖が現実になった」と自分がその不幸を予知していたように感じてしまうが、実際は“今“の自分に“感覚麻痺“が起きているから、危険を回避出来ないだけなのである。

それ、あなたのトラウマ ちゃんのせいかも?/大嶋信頼著

FAPを受けていると、脳の麻痺が取れていくってわかるな〜と感じます。
私もFAPを受け始めた頃のことを思いだすと、とっても麻痺していたなって感じます。
その時は、いやいやものすごく感じてますが!?って感じだったんですが、今振り返ると「不快感」は感じられてなかったな〜と思います。

そして、麻痺していて感じられなかった物が感じられるようになるときの葛藤も確かに感じていました。
今まで麻痺していたために流せていたことが、流せなくなってしまう。
どうしても嫌!ってなってしまう。
でも今まで我慢できていたから急にそんなことを言うのはわがままかもしれない…そんな感覚があったなと思います。

でも、普通の人がやっているように、自然に危険を避けてみると、今まで思いもよらなかった楽な世界が見えてきてしまいました。
それまでは、苦労は買ってでもしろ的な感じで、むしろ向かっていっていたところもあったかもしれません。
でもそれって全く必要ないことで、だからみんな、そんなに楽しそうに生きてたんだね〜?って感じです。

自分の感覚を使って、自分が楽なように生きていく。
感覚の麻痺が取れると、そんな風に動いていけるなと感じます。