トラウマによる感覚麻痺をとっていく

こんにちは!松浦みづほです。
大嶋先生の新刊「憂うつデトックス」読みました。おもしろかった〜。読んでいたら、なんだかスッキリして、これがスクリプトの力かな?って感じました。

今日は、全く本の感想ではないんですが、やっぱり麻痺(酔い)を取っていくって大切なんだな〜と思いました。

感覚麻痺をとっていく

トラウマで一番問題なのは麻痺

トラウマによって感覚に麻痺が生じてしまうから、他者と接触しても相手の感情の機微を読み取れず「場の空気が読めない人」となってしまう。痛い人の扱いを受けると、ますます“怒り”、扁桃体の活動は活発になり、さらに麻痺が進む。

この麻痺が進んだ時に、アルコールで酔っ払ったような精神状態が現れる。

・退行…反抗期の子供のように八つ当たりしたりする
・解離…だらしない人格になる
・トラウマの再上演…交通事故でトラウマを負ったら、また交通事故を起こしてトラウマで解離したショックを打ち消そうとすること。同じようなことをやってしまうこと。

それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?/大嶋信頼 著より抜粋

トラウマちゃんの本では、トラウマによって作られた根底の恐怖に浸って打ち消していくことで、脳の凪を求めていくということだったなと思うのですが、FAP療法を受けていても(トラウマ記憶を治療しているので当たり前ですが…)凪の状態に近づいていくなと感じます。

脳の凪の状態って、酔っていない状態です。
酔っていない状態って、麻痺していないということ。

でも、トラウマによる傷があると、その恐怖を回避しようと不快な思考が止められなかったり(不快な思考でも脳内麻薬が出るから)、お買い物がやめられなかったり、お酒やお薬で麻痺させたりという問題が出てきてしまうなと感じます。

しかも、その不快な思考だったり依存の対象物でバランスをとっているから、トラウマの問題と依存って切っても切れない関係なんだなと感じます。

不快な思考だったり、辛い状態だったりというのがあるんですが、身体はそうやって、ギリギリのところでバランスを保ってくれていたんですよね。
症状は自分を守ってくれていた。
だから、FAP療法でトラウマと依存について治療してくと、酔っていない世界(しらふの世界)が見えてくるのかなと思いました。