絡まり合った糸をほぐしていくと

こんにちは!松浦みづほです。

洋裁をしていると、仕上げの時に手縫いで仕上げをしないといけない部分があったりします。
綺麗に仕上げるために必要なことなのでチクチクやっていると、時々糸がものすご〜く絡まってしまったりします。

元々は一本の糸だったのに、そんな面影もないほど絡まっていたりして、「やっちゃった…」となったりすることがあるんですが、すごく絡まった糸も、ちょっとづつ、ちょっとづつ針とかを使ってほぐしていくと、またちゃんと一本の糸に戻るんですよね。
絡まってしまったときは「どうしよ〜!」と思うんですが、じっくり解いていって元通りにするのが結構好きだったりしました。

あれって、焦っていると絶対に上手くいかなくて、冷静に均等にほぐしていくのがコツだったな〜なんて思います。

トラウマ治療も、同じではもちろんないですが、淡々と絡まり合った記憶をほぐしていくと、本来の力のある自分が立ち上がってくる過程って少し似ているな、なんて思います。
初めはちょっとづつほぐれていっているので、「ちゃんと治ってるのかな?」「いい方向に向かっているのかな?」と不安に思うときもあるんですが、全体的に見てみると着実に自分らしく生きる方向に向かっている。

時々横やりが入ったりして揺れてしまうこともあるけど、それでも焦らずにじっくりほぐしていると、突然す〜っとほぐれていって、より自分が好きだな、いいなという感覚が確かなものになっていく。

そして、そんな風にじっくり着実に手に入れてきた感覚って、揺るがないしっかりとした基礎になって、自分を支えてくれるようになるなって感じます。
積み上げてきたからこそ、ちょっとやそっとのことでは崩れないんだな〜と思いました。

(今日はすごく抽象的?な感じになってしまいました!こんな日も…いいかな?)