「あこがれ」の先にあるもの

「あこがれ」という感情ってとても大切なものだなと思います。

「あこがれ」があるから、
私はこういう人になっていきたい
私はこんな風にくらいしていきたい
私はこんな風に仕事をしていきたい

私は“こうしていきたい”ってことが道しるべのように見えてくると思います。

そして、その「あこがれ」の先にあって、あこがれを追ってたどり着いた場所が、
本当の自分自身の姿なんだとも思います。


トラウマの問題があると、自分に自信が持てなかったり、不安が強かったりといった症状をかかえてしまうことがあります。
そうすると、症状によって本当の自分とはかけ離れた状態になってしまうんですよね。


そんな時に本来の自分に戻っていくための道しるべになるのが、「あこがれ」だと感じます。


無意識さんは、本当の自分に戻れる方法を「あこがれる」という形で、教えてくれている。
だから、ひとそれぞれどんな人に憧れるかって違ってくるんですよね。
そこにはその人にしかない個性があると思います。


私も、自分のことを振り返ってみると、こんな風になりたいな〜とその時その時で「あこがれ」の人を持つことで、自分を変えてきたように思います。

その時は大嶋先生の本に出会う前だったので、「自分を変えてきた」と思っていましたが、
後になって、「いつも誰かに振り回されるが一瞬で変わる方法」(だったかな?)を読んだ時、
あ〜私は誰かにあこがれて真似をすることで、本来の自分に戻ろうとしていたんだ、と感じました。

確かに、いろんな人を真似して吸収していくことで
私はとても楽に人と付き合えるようになったし、楽に生きることができるようになっていたんです。


だから、「あこがれ」は自分が本来の自分に戻るために感じるものだと思っています。


もしかすると、その「あこがれ」の人は
「自分とはかけ離れている」「自分が本来そうだとは信じられない」
と感じることがあるかもしれません。

でも、トラウマは本来の私自身を覆い隠してしまうものでもあります。
トラウマから解放されるにつれて、どうして自分がその人にあこがれていたか?が紐解かれていく。
そして、本来の自分を取り戻していかれるんですよね。

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