〈FAP療法の記録〉一目惚れは危険なの?

一目惚れ注意

「一目惚れ」というものがありますよね。
私はもともと本当〜に恋愛というものが苦手で苦手で学生時代も恋愛をしていなくて、なぜ自分が一目惚れすることになったのかまるで分かりませんが、このFAP療法につながる失恋事件のはじまりは一目惚れでした。

大嶋先生の本では、よく一目惚れはビビビの発作だよと書かれていますよね。

※ビビビの発作とは、ストレスが溜まっている人同士の目があうと、脳の中に溜まった電気が静電気のようにバチっとなることで恋に落ちたと錯覚してしまうこと。
脳は電気信号で動いていることから、“脳が帯電している状態”と表現されています。
「恋」とならない場合は、相手が睨んできた!となったりして怒りを感じたりします。

私も当時の状況からかなりストレスを溜めていたので、かなり帯電していただろうな〜と思いますし、相手の方もかなりストレスを溜めやすい方だったので、まさにビビビの発作を体験してしまった…と本を読んだ時は大変後悔をしました。笑

なが〜い片思い

その方は、その頃私が趣味でしていた活動で出会った人だったのですが、初めて見てビビビ!となり(笑)素敵だなと思っていてずっと片思いをしていました。

趣味の活動は不定期だったのでたくさん会えるわけではありませんでしたが、会えた時は顔を覚えてもらいたくて色々と頑張ってたりしていて、なんと数年かけて(!)じわじわと仲良くなり、一緒に遊びに行ったりするようになりました。

あんなに自信がない時だったのに良く頑張ったな〜という感じなのですが、
仕事で苦しい気持ちになった時の逃げ場になっていたので、すごくエネルギーがあったんですよね。
仕事が辛ければ辛いほど頑張れる…みたいな。

ですが、ある時から遊びに誘っても断られる、連絡が帰ってこない…となってしまいます。
とても悲くはありましたが、元々無理なら相手が居心地悪くならないようきちんと離れようと思っていたので、仕方ないと思ってその時は心の整理をつけました。


私の予想としては、それでも素敵なところがたくさんある方なので、仲間としてこれからも何かあれば助け合えたらいいなと思っていました。
今は傷ついているけど、少し時間が経てば気持ちも落ち着いてそれができるはずと思っていました。


ですが、そうは言ってもすぐ後は積極的に会いたいなという気持ちには流石になれなかったので、自分から会いに行くことはやめました。

でも、なぜか相手の方から探しにやってくる、話しかけて来るということが増えていきました。
周りの人たちは知らなかったので、周りから見たらかなり仲のいい関係に見えていたと思います。
むしろまた会いにきてるよってくらいの感じでした。

癒えない傷

もう、それがその時の私はどうしてだか分からなくて、本当に本当〜に辛い日々でした。


私は気持ちの整理をつけたといっても悲しく思っていたので、今はそっとしておいてほしいと思っていましたし、
こんなに誠実に接しているのにどうして解放してくれないのか?とも思っていましたし、
そもそも隠れていても探しだされる、でも連絡をとっても返ってこない…ってどういうこと!?とも思っていましたし、
誰かに相談しても「失恋?恋愛できるだけいいじゃない〜!」と言われたり(??)、
さらに仕事の辛さを紛らわすことにその人のことを使ってしまっていたので、仕事でつらい→癖で思い出してしまう→もっとつらい…となってしまい、一日が全部辛いものとなりました。

さらには、その人を思い出すような物が日常に溢れているんですよね〜。

心の傷を治すにしても、時間とともに癒えていくスピードよりもまた傷がつくスピードの方が早くて、自分の心のイメージをもし表すとしたら、ずっとぐちゃぐちゃしてるぬかるみだなと思っていました。

ぐちゃぐちゃすぎて、それまでちょっとは持っていた自信とか自分に対する信頼がほとんど消えてしまって、あんな素敵な人に選ばれない自分って恥ずかしいな、こんなことでいつまでも傷ついている自分って恥ずかしいな、いっそ消え入りたい…という考えになっていきました。


そんな日々が半年ほど続いて、いよいよどうしようもない感じになった時に、偶然本屋さんで大嶋信頼先生の「「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法」を発見します。

つづく。