〈FAP療法の記録〉知らなかった自分の心と向き合う
カウンセリングを受けると決めた時
すぐにカウンセリングを受けると決められなかった理由
『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』を読んで、この本すごい!となってその後も出版されていた本を全部読んだ私でしたが、実ははじめはカウンセリングを受けようとは思っていませんでした。
まずカウンセリングというものが身近になく、どういうことをするかっていうのが想像できなかったというのと、
金額もそれなりにかかるな〜というところと、
実は怪しい何かだかったらどうしよう(すみません…でもこれが一番大きかった笑)というのがありました。
なので、まず自分でできること…本に書いてあることをやってみることから初めて、本当にどうしようもなくなった時のためにカウンセリングは取っておこうと思っていました。
はじめて本を読んでから、カウンセリングに行ってみるまでは半年くらい間が空いていたと思います。
自分でも結構疑っているし、用心深いなと思うのですが…笑
でも、そんなこんなで遺伝子コードを唱えたり、「〇〇の恐怖」を唱えたり、「心に聞く」を自分なりにやっていましたが、もう〜無理だ頑張れない!と思う出来事があり、カウンセリングに行ってみることに決めました。
初めてのカウンセリング
初めてのカウンセリングでどんなことが印象的だったかな?と思い返してみると、
「今まで良く頑張って生きてきましたね」と言われたこと、
そして「ご両親との関係を見て行きましょうね」と言われたことです。
私はその失恋事件のことでとてもまいっていましたが、それまでの人生ではそこまで大変だという感覚を持っていませんでした。
でも、「今まで頑張って行きてきましたね」と言われた時に、自分が思ったよりもその言葉に反応してしまって、そして納得してしまったことに驚きました。
頑張りましたねと言われた時に、「本当にいままでずっと大変だったし、辛かった」という感覚が浮かび上がってきてしまって、自分って今までそんな風に感じていたんだとびっくりしたんです。
また、親との関係も全く問題とは思っていなくて…笑
こちらも、私はとても恵まれている、すごく良好な関係だって思っていたんですよね。
カウンセリングに来たのは、問題となっている彼への執着をなくしたいからだったので、なんで親?関係なくないかな?という感じですらありました。
でも、実は私は親とかなり距離が近く、ものすごく顔色を伺っていましたし、傷ついたりストレスを貯めたりしていたのですが、それに全く気が付いていなかったんですよね。
距離が近かった分この部分に目を向けることは、結構大変で時間が必要ではありましたが、しっかりと見つめ直してよかったなと思っています。
親との関係の部分をしっかり癒すことで、人の顔色を伺ってしまったり、傷つきやすかったり…という自分の性格かと思っていたような生き辛い部分が本当になくなっていきました。
これ、性格じゃなかったんだ〜…という感じです。
人生を進めていく力
自分の足で立って人生を進めていくには、力が必要になると思います。
でも、その時の私のように少しのことで傷ついてしまったり、人の顔色を伺っていると、どうしてもエネルギーが漏れてしまって、自分の力を発揮するということが難しくなってしまうんですよね。
その部分をしっかり癒していくことで、自分の力を十分に発揮できるようになっていく。
そうすると自分の手で人生を動かしていくことができるので、自分には力があると感じられ、人生を自分の進めたいように進められている感覚を持つことができると感じています。
つづく。