脳の過覚醒があると、睡眠が乱れていく

こんにちは!松浦みづほです。
最近ちょっとブログが書きづらいな〜なんでだろう…と思っていたら、「ちゃんとしなければならない」という言葉が頭の中に浮かんでいたことに気がつきました。
「ちゃんとしなければいけない」って、すごく意識的ですね(笑)
身動きが取れない感じで、意識的って辛〜い!って感じでした。
もっと無意識的にブログを書いていけたら、楽しいブログ?にしていけるかな?と思います。

寝ることで記憶は整理されていく

睡眠ってとても大事だなと感じます。

起きている時の記憶って眠っているときに整理されていき、感情の軽いものは軽い思い出の引き出しへ、感情の重いものは重い思い出の引き出しへしまわれていって、経験として蓄積していくことができます。

ですが、ちゃんと睡眠がとれていないと未消化の記憶や感情が脳の中に溜まってしまい、思い出の残像のなか生きていかなくてはいけないっていう感じになってしまいます。
残像のなにが大変かというと、感情を処理できていないから、いつまでも不快な感情を引きずってしまうんですよね。
だから、もう忘れたいのに、あの人のことを今でも恨んでいるとか、憎んでいて辛いって感じになってしまうなと感じます。

私も昔から睡眠に対して苦手意識があり、眠れなかったりということが結構あったあのですが、その時を思い返してみると、眠れなかった日は昨日の感情を引きずったまま、昨日の続きに今日があるような、不快な感情を引きずったまま次の日を迎えるような感覚があったなと思います。

それに比べて、今日はちゃんと眠れたな〜という時は、昨日あった出来事が今に飛び出してこない(昨日の出来事を感情として体験しない)感じになっていて、昨日のことは昨日のこと、今日のことは今日のこととスッキリ処理できていたなと思います。

トラウマがない健康な人は、しっかり眠って感情を処理できているから、毎日「スッキリ!今日も頑張るぞ!」って感じで活動を始めることができるんですね。

「トラウマちゃん」の本を読み返していたら、大嶋先生も本の中で、睡眠の重要性について書かれていました。

だが、問題は、睡眠である。
怒りで恐怖を回避し、脳の過覚醒を増幅して麻痺しながら生きていると、その脳の過覚醒から熟睡感が得られない、という問題が出てくる。
脳の過覚醒から、気持ちよく安らかに眠る、ということができなくなり、睡眠パターンが乱れることで起きているときの記憶の整理が上手くできなくなる。

それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?/大嶋信頼著

トラウマによる「恐怖」の感覚を持っていると、普段から覚醒が高い状態で生きていることになるので、きちんとした睡眠が取れず、睡眠の中で記憶を整理していくことが出来なくなってしまうんですね。
その結果、トラウマ記憶を睡眠の中で整理していくことも、その日あった出来事を睡眠の中で思い出にしていくこともできなくなってしまう。

そして、ますます眠れなくなってますます未消化の感情が溜まっていく〜!という悪循環に入っていってしまうんだと感じます。

部屋で言うと、片付いていなくてゴミなのか?必要なものなのか?必要ないものなのか?大切なものなのか?それらが分からないままごっちゃになっていて散らかり放題で眠る場所もない…って感じかな〜と思います。

トラウマ治療を受けていくと、睡眠が整っていくことで、その頭の中にある部屋が片付いていくってイメージかもしれません。
ゴミはゴミ箱に捨て、大切なものは綺麗にたたんであるべき所にしまい、必要ないものは処分する。

睡眠が整っていくことで頭の中がスッキリ片付いていき、自分の大切なものがよりクリアになっていくなって感じています。