緊張と弛緩のバランス

こんにちは!松浦みづほです。

最近、はじめましての方達の前で自己紹介をする機会があり、私もだんだんと緊張が落ちてきたのかな〜と感じることがありました。

緊張と弛緩のバランスは大事

普通、人って普段はリラックスしていて、「いざ!」という時は緊張を適度に高めることによって、思った通りに行動できる仕組みになっているそうです。

つまり、なにかの発表とかで人前で堂々とお話しできる人なんかは、適度に緊張を高めて自分の力を発揮しているということなんですね。
そんな風に適度に緊張を高めていられると、シュミレーションしていた通りに行動することが出来たり、満足できるパフォーマンスが出来たりします。

でも、大嶋先生の「トラウマちゃん」の本にもありますが、トラウマの問題を抱えていると、普段の状態が緊張の高い過覚醒状態になってしまっています。
そして、そのピリピリした状態に更にストレスが投入されてしまうと、逆に緊張がドーンと下がってしまって「頭がまっしろ!」となってしまうんですよね。

私も「頭がまっしろになって何も話せなかった…」ということは割とあって、始まる前はあんなにシュミレーションしていたのにどうして実際に行動に反映できないんだろう?って小さい頃からずっと考えていました。
だからこそ、「トラウマちゃん」の本は本当になるほど!だからだったのか〜と納得出来る感じがあって、じゃあ緊張や覚醒を落としていったらどんなふうになっていくのかな?ってずっと興味があったなと思います。

今回の自己紹介も、今までの自分にはあまり縁のないような場所な上、知らない人ばかりだったので、今までだったらかなり緊張して言いたいことの1%も言えなかった…となってもおかしくなかったのですが、ちょっと緊張して名前を言い忘れたくらいでその他は心残りはないかもって感じで終わることができました。
ああいう場で後悔なく終わったことって実はなかったので、私も変化してるんだな〜とちょっと嬉しく思います。(もっと良くなりたいって望みもできましたが。笑)

緊張が下がることでパフォーマンスの質が上がる

緊張のあまり、言いたいことが口から出てこないとか、頭がまっしろになってしまうということはよく伺いますが、それは普段の緊張が高すぎて、いざという時に逆に緊張が下がってしまっているから(ショートしてしまってる感じ)なんですよね。
後になってああ言えばよかった〜!となるのも、時間がたって緊張が戻ってくるから。

トラウマ治療によって緊張が下がると、自分のパフォーマンスがしっかり出来るようになるというのも、トラウマの影響による緊張や覚醒が落ちてくることによって、緊張と弛緩のバランスが取れてくるからなんだなと思いました。