酔いの世界から冷めてくると

こんにちは!松浦みづほです。

私がカウンセリングに通い始めた頃の自分って、本当に「酔い」の世界にいたんだな〜と感じます。
どんな酔いかと言うと、不安、恐れ、怒り、恐怖です。(気づいてないだけで他にもあるかもしれません。)

常に頭の中は不快な状態

そんな酔っている時って、本当に頭の中が常に不快なことでいっぱいです。
次から次へと嫌なことが思い出されたり、将来を不安になってみたり、道ゆく失礼な人にイライラしてみたりしていました。
本当に、ずっとずっと嫌な気持ちでいっぱいだったんですよね。
今思うと、不快になることで苦痛を麻痺させる物質を欲していたんだな〜とわかります。

酔いをちょうだい!って感じです。
でも、不快なことって一見嫌なことだから、自分がそれを欲しているってわかりません。
「こんなに辛いのに私が欲してるの?」って感じです。

でも、脳の反応としてそうなってしまっているとわかると、そこに許しがあるなと思うんです。

自分の性格じゃない

「いつも不安で」とか「心配性で」とか「怒りっぽくて」ということを自分の「性格」に帰属してしまうと、そこには本当の原因がないのでいつまでも変わらない、ということが起こってしまうのかなと思います。

「努力したら変えられる」とか「考え方を変えればいい」とか言いますもんね。
私もたくさんやりました。笑
でも、頑張ったところでやっぱり変わらなかったし、この性格は変えられないのかな〜なんて思っていました。

ですが、「酔っている」と言う視点で捉えた時、それは「症状」なので、自分から切り離すことができて、変化していくことができるのかなと思います。

実際に自分自身の変化を振り返ってみても、いつも不安だったりイライラしていた症状が今は気にならなくなってきているので、それってすごく興味深いことだなと思うんです。

酔いの世界から抜け出てみると

そんな酔いの世界から抜け出てみると、現実って拍子抜けするほど淡々としているんだなって私は感じました。
「しらふ!」って感じです。

酔いからくる感情のアップダウンがないので、すごい劇的なこと!ってあまりないかもしれません。

でもなぜか、淡々とチャンスはきたりするんですよね。
そうやって淡々ときたチャンスに乗っていくと、自分が求めていた環境にいつの間にかたどり着いていたりする。

こんな人と繋がりたいなと思っていた人と繋がることができて、こんな環境にいたいなと思う場所にいることができている。

それって、やっぱり酔っていた時にはたどり着けなかった場所だなと思います。(酔うことで自分の感覚が麻痺しているから)

もしかしたら、面白さで言うと酔っている世界の方がアップダウンが激しくてドラマチックなのかもしれません。
でも、しらふの現実の方が何倍も面白いな〜!と今は感じています。