自分の中の「他人の感情」を区別する
こんにちは!松浦みづほです。
今日は、知らない場所でよくわからない状況のなか、昔関わりがあった人がでてくるという謎の夢を見ました。
なんで今更あの人が?という感じなのですが、何かの記憶が整理されていたらいいなと思いました。笑
人の感情が自分のもののように感じられてしまう
共依存の人は幼い頃から、人が何を感じているかを知り、その気持ちをまねるために人の心を読もうとします。
機能不全家族では、自分を守るためには人の気持ちに敏感ではければならないからです。自分に期待されていることをやることが、生きる知恵なのです。(中略)
あまりに長いこと感情を装っていると、人の感情が自分の感情であるかのように思い込んでしまいます。
自分の本当の感情・気持ちに従って行動するのではなく、人から受けとった感情をもとに物事を判断するようになってしまうのです。
ずっと笑いつづけていれば、心の中で泣いていたとしても、自分は幸せなのだと思いこむようになるでしょう。同じように、ゆううつで否定的な考えの人と長くつきあっていると、自分もゆううつになってしまうのです。人の感情をとりこむ作業を無意識にやっている場合もあります。
共依存かもしれない…他人やモノで自分を満たそうとする人たちの/ケイ・マリー・ポーターフィールド著 監訳 水澤都加佐
共依存の人は、風邪やインフルエンザがうつるように、友だちや家族の感情が知らず知らず“うつって”しまうのです。
人と親しくなれたと感じるときには、実際には相手の感情と自分の感情を混同してしまっているのです。
共依存の人は、自分の気持ちに注意を向けていないので、人に傷つけられたり腹を立てられたりしても、反応できません。
相手の言うことを聞くか聞かないか、影響されるか無視するか、立ち去るかとどまるか、といったことを選ぶことができないのです。
他人の感情が共依存の人を支配しているのです。
他人の気持ちを取り込んでしまうのではなく、自分の感情を感じられるようになることって、生きづらさを解消するにはすごく大切なことだなと感じます。
自分が人の気持ちを取り込んでしまっていることは、自覚出来ていることもあるし、出来ていないこともあります。
解離してしまっていると感覚が麻痺してしまっているので、自分の中に人の気持ちを取り込んでいることにすら気がつかなくて、むしろ自分は人の気持ちがわからない人間だって感じている場合もあります。
そして、人の感覚が分からないから余計に他人の気持ちを読もうとしてしまう。そのことによって解離が進んでいくってことがあると感じます。
でも本当は自分の中に他人の感情が入り込んでしまっているので、処理できない感情が増えていき苦しくなってしまう。(感情は自分のものしか処理できないため)
傷ついたことに気がつかない
人の気持ちに意識が向いているので、自分が傷つけられていることに気がつかないということも、よくあります。
傷つけられたことに気がつかないと、なんだか分からないけど苦しい〜!ってなっていたりします。
本当は、その苦しみと同じくらいその時傷つけられているんだけど、気がつかなくて回避することができないんですよね。
トラウマ治療をしていくと、いままで気がついていなかった心の痛みにそのタイミングで気がつくようになっていくなと感じます。
痛い!ってなりますが、ちゃんと反応するべきタイミングで反応できるので、逃げたり戦ったりすることができます。自分を守る対応ができるようになるなって感じます。
それが、自分の感覚を取り戻すってことなんだな、と思います。
最初はいままで感じていなかった痛い!を感じるようになるので、こんなので大丈夫かな?と思ったりもするんですが、次第に傷つけてこない関係性を自分の周りに作っていけるようになるんです。
そうすると、お互いにプラスを与え合える関係が育まれていくなと感じます。