ダブルバインドで離れられない!

こんにちは!松浦みづほです。

ふと以前のことをなんとなく思いだしていたら、あれってダブルバインドだったんだな〜!と腑に落ちたことがありました。

苦しい関係から離れられないのは麻痺しているから

その時、苦しいけどどうしても離れられない関係があったのですが、どうしてこの関係を終わらせることが出来ないんだろう?と自分でも不思議だったことがあります。

離れたいのに、離れられない。離れた方が自分にとっても良い選択だって分かっているのに、身動きが取れなくなってしまって、どうしてなんだろう?自分はおかしいのかな?と思っていました。

でも、今になって思い出してみると、あれってダブルバインドにかかっていたんじゃん!と思います。
(その時はダブルバインドというものを知らなかったので、なんか変だな?と思いつつも思いきり解離していました。ダブルバインドすごい!)

ダブルバインドにかかると解離しちゃって動けなくなっちゃう

ダブルバインドは、「二重拘束」という意味で、二つの矛盾した命令を「異なる水準」ですることで、相手の精神にストレスがかかるコミュニケーションの状態を指します。

その二つのメッセージって、一つは言葉で表され、もう一つは言葉にならないメッセージとして送られてきたりするようです。

例えば、
「応援するよ」と言いつつ、足を引っ張るようなことをしてきたり、
「感謝してる」と言いつつ、ここが足りないよね〜なんてダメ出しをしてきたり、
「好きだよ」と言いつつ、態度や雰囲気、振る舞いなどでは「嫌い」というメッセージが送られてきたり。

そんな風に、言葉とその裏のメッセージが矛盾していると、「???」となってしまって混乱してしまいます。

「なんで?」となって相手の気持ちを考えてしまうから(人の気持ちを考えることで解離してしまう)その人から離れられなくなって、「この人から好かれたい」とか、「評価されたい」なんて感じで執着してしまうってことが起こるかもしれないなと感じます。

カラクリが分かると離れて行くことができる

「なぜだかその人のことが頭から離れない」という時に、その人ってどんなコミュニケーションを取る人なのかな?と振り返ってみると、もしかするとダブルバインドの影響があるかもしれません。

自分がその人のことを好きだからとか、もしくは逆に嫌いだから執着してしまっていると捉えてしまうと苦しくなってしまうけど、ダブルバインドの影響で離れられなくなっているだけなんだ〜とその「仕組み」が見えてくると、自然とこんなコミュニケーションをする人は嫌だなって離れていけるかもしれないなと思いました。