人と打ち解けられないのは緊張が高いから

こんにちは!松浦みづほです。

トラウマの問題を抱えていると、人との関係で「親密感を感じられない」とか、「打ち解けられない」とか、「馴染めない」という問題を抱えてしまうことが多くあります。

親密感を感じられないと、例えば学校生活や職場において、いつまで経っても馴染めないとか、仲良くなれた感覚が得られないという風に感じることもあるかもしれません。

他の人は自然に馴染んでいって、みんなと一体感を感じている風なのに、自分はどうしてそうなっていけないのか?

それって何からくるのかな?と紐解いていくと、要因としてはこんなことが考えられるなと感じています。

人と馴染めないのは…

(1)
トラウマ(心の傷)によって自分の感覚が麻痺してしまっているため、その場にいても慣れが生まれず、ずっと緊張状態のため人と親密感を感じたり、安心感を得ることが出来ない。

(2)
感覚麻痺のため自分の「快・不快」センサーが故障しているために、いつまでも自分に合わない(本当は不快に感じている)場所から離れられない。
麻痺しているから感じられていないだけで、本当は不快なことや嫌なことをされたりしていて、そのことによってまた緊張が上がるという悪循環を起こしている。

自分の緊張にはなかなか気がつけない

小さい頃から緊張の高い環境にいると(例えば暴力や暴言があったり、両親の仲に緊張感があったり、気持ちを受け止めてもらえる環境がなかったりすると)、緊張のためにだんだんと自分の自分の感覚が麻痺していってしまうのですが、自分では気がついたらそうなっていた、という感じなので、その緊張には気が付かないことがほとんどです。

でも、人の中にいると緊張するとか、馴染めない、といった感じで症状として現れてくる。
そのことで自分はまわりと違うんだという風に感じたり、悩んでしまったりということもあります。

カウンセリングにおいて、緊張状態についてはその元になっているトラウマ体験や、関係性についてFAP療法を使ってアプローチしていくと、徐々に緊張が下がっていき「自分の感覚」というものを取り戻していくことができるなと感じています。

緊張が下がることによって、自分にとっての「心地いいもの」「不快だと感じるもの」が体感として感じられるようになっていって、
そうすると、この人といて心地いいな〜とか、この場所は心地いいな〜という細やかな感情を感じられるようになっていきます。

人と一緒にいて親密感を感じるのに、この細やかな感情というのはとても大切なもの。
いつも自分が戦場にいるような状態(緊張が高い状態)では、安心で安全な関係を作っていくというのは難しいことなんですよね。

自分の感覚が分かると、自分で関係を作っていける

そして、自分にとっての「心地いい人」が分かるようになると、自然とこれから付き合っていきたい関係、距離を置きたい関係というものが、自分の感覚で決められるようになっていきます。

自分の感覚がわからなかった時は、頭で考えて決めていた関係も、自分の感覚をもとに決められるようになっていく。
自分の感覚が感じられるようになると、どうやったって不快な人を側に置いて置くことはできなくなっていきます。(なんといってもすごく不快なので。笑)

そうすると執着(怒りなど)によって囚われることがなくなっていくので、ますます楽な関係が広がっていくように思います。

心地よい関係が、自分にとっての安全な関係。
その関係の中にいることで、自分を守ることが出来るんですよね。

他者と一緒にいて安全だと感じられることが、おそらく、メンタルヘルスの最も重要な一面だろう。
安全なつながりは、有意義で満足のいく生活の土台だ。
世界中の災害対応の研究から、ストレスとトラウマに圧倒されるのを防ぐ最も強力な保護手段は社会的支援であることがわかっている。

社会的支援というのは、単に他の人々といっしょにいるのとは違う。
肝心なのは「相互作用」であり、身の周りの人々に、本当に聞いてもらえている、目を向けてもらえていること、誰かの頭や心の中に自分がしっかり位置を占めていると感じられることだ。
生理機能が落ち着き、回復、成長するには、私たちは体の芯で安全を感じる必要がある。

身体はトラウマを記録する/ベッセル・ヴァン・デア・コーク

↑この引用をうまく絡めようと思いましたが出来ませんでした。笑

前の記事

自分の力を発揮していく

次の記事

睡眠の質が変わっていく