コントロールを手放すと…

こんにちは!松浦みづほです。先日植えたびわの種は、芽がちょ〜っとだけ出てきました。
種から何かを観察しているのは久しぶりなので(小学校の時のあさがお以来かも?)、面白いです。

「万能感」と思った時に、そんなのないし!と思ったら万能感

「その苦しみはあなたのものでない/大嶋信頼 著」を読み返していました。

この本には「万能感」のことが書いてあります。
「万能感」とは、
「自分は分かっている」
「自分はなんでもできる」
「自分がなんとかしてあげなければ」
「自分でコントロールできる」という感覚のこと。

この万能感によって自由が奪われて苦しくなってしまう〜ということが、色々な角度から書かれています。

私も、この万能感って、振り返って見ると取り憑かれていた時があったな〜と思います。
万能感があると、
例えば未来のことを予測して「こうなるに決まっている」と思ったり、
本当はコントロールできないことに対して「なんでコントロールできないんだ」とか
「自分がコントロールしなくては」と思ってしまったりします。

そうすると、未来に対する不安が止まらなくなってしまったり、
人に対して「自分がなんとかしなければ!」と思ってしまったりする。

そうすると、本当は色々な可能性があるところを自分から選択肢をひとつにしてしまうので、ものすごく窮屈で自由がない苦しみを感じるんですよね。

でも、自分では万能感と思ってないから、将来のことで不安になる〜とか、あの人のことが気になっている〜とグルグルしてしまったりします。

トラウマ治療を受けている時も、何かうまくいっていないように感じる時って「自分でどうにかしなければ!」と思ってものすごく苦しみについて色々と考えていたような気がします。
これってこういうことなのかな?とか、これはどこからきているのかな?とか。

でも、今思うとあれも「万能感」だったかも?と思うんです。
自分でどうにかできる!どうにかしなければ!という万能感。

ある時、自分でコントロールしようとするのをやめよう…ここまできたら流れにまかせよう…と思った時に、それまでの流れが変わっていったような気がします。

無意識にまかせよう…という感じに(多分)なったんですね。

それまで「万能感!」で生きていると、コントロールを手放すってことは結構怖かったりするかもしれないなと思います。
私も、はじめはそんなこと怖い〜と思っていました。
(本の中では万能感は他人のものなので、心に聞くを使って万能感を元の人にお返しする方法が乗っています)

でも、無意識に任せてみると、無意識が良きように運んでくれる。
それは、自分がコントロールしてこうしよう!と思っていた世界とは全く違う世界だったりするんだな〜と感じています。