自分らしく、楽になっていくステップ

こんにちは!松浦みづほです。

何回も言っているような気がしますが(笑)私は「トラウマちゃん〜」の本がとても好きで、自分が本当につらいな…となっていたときは、この本を読んでは、もうちょっと頑張ろうと思ったりしていました。
特にトラウマの人の脳が凪になっていくまでの段階というところが、自分の目指す指針のようになっていたなと思います。

トラウマの人の過覚醒の脳が凪になっていく段階として、この本では
・脳と身体の同期
・脳と環境の同期
・脳と時間の同期
と書いてあります。

これって、今振り返ると、確かにこの順番で同期(一体感)していくな〜と感じます。
私も、もう大変だ!という時って、本当に体の感覚を感じられていなかったと思います。
(今から振り返るとそう思いますが、その時はその時でちゃんと感じられてると思っていました。)

だから、疲れていて本当は休んだ方が良くても、どこかに出かけて行って体に負担になるようなものを食べたり、お買い物をしたりしていました。

そんな感じなので、結構定期的に体を痛めていたんですよね。
でも、なんで時々体を痛めるんだろう?と不思議に思っていました。笑

ですが、FAPを定期的に受けていると「あ、本当は動きたくないかも…」ということが分かってきたんですよね。
分かっても、はじめは動くことで気を紛らわせていたので休んでゆっくりするということがすごく怖かったです。
(じっとしていると虚しさが押し寄せてくる〜!って感じだったんです。)
でも、動きたくないかも…からやっぱり動けないかも…となって休みの日にひたすらじっとするようになっていったら、それまでどれだけ疲れていたか?っていうことが見えていったなと感じます。

自分の感覚を感じて、自分のために動くようになっていく。
そのことが、“楽”を手に入れるための、はじめのステップだったなと感じます。

脳と身体を同期させる

トラウマの人が『「〇〇の恐怖」×7』を唱えていると、脳が凪になり、自分の身体と同期できるようになる。

観察していて興味深いのが、最初のうちは体のだるさを感じて「しんどいな〜!」と思っているのだが、『「〇〇の恐怖」×7』を唱え続けると、だんだん脳と身体が同期して一体になるから、動きたいときに動けるようになる。だから、思ったように行動できるようになっていく。
もっと面白いのは、それまで散々「あれをしなければ!」と考えて、考えても動くことがなかなかできなかったのに、脳と身体が一体になっていったら、考えなくても動けるようになっている。

身体と一体になったら、逆に「あれ?それまで何も考えずに動き回っていたのに……ま、いいか!」と動かなくなったというケースもある。脳の過覚醒から感覚麻痺が生じていて、体力の限界が来ているのに動き続けてしまい、身体を壊してしまうトラウマの人が多くいる。そんな人が『「〇〇の恐怖」×7』を唱えて、過覚醒が静まって身体と同期するようになると、自動的に「余計なことはやらない!」となる。

脳と身体が同期して一体となったら、いかに自分が“根底にある恐怖”を回避するために動き回っていたか、ということがわかるようになる。
脳が凪になってくると、「そんなに動く必要ないじゃん!」と身体で感じられるようになり、ゆったりとゆっくりと過ごすことができる。『「〇〇の恐怖」×7』で他人の気持ちに回避しなくなるので、人のために動くことがなくなる。すると、身体は自然に動きたいときに動いて、休みたいときに休みながら、脳と身体で凪の状態を楽しめるようになっていく。

それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?/大嶋信頼著より抜粋