トラウマとパートナーとの関係

こんにちは!松浦みづほです。

自分が本当に求めているものって?

トラウマからの影響がなくなっていくと、「自分の求めているもの」というのがくっきりしてくるなと感じます。
それまでは、不安とか、恐れとか、怒りの感覚で見えなくなっていた感覚が、それらが取り除かれていくごとに段々と見えてくる。

こんなことが心地いいんだなとか、
こんな人と一緒にいたいと思っているんだなとか、
こんな風にくらしていきたいと思ってるんだなとか、

自分自身の望むものというものが見えてくると感じます。

もしかすると、今まで自分が欲していたものとは全く違うものが「いいな〜」と思うかもしれないし、
好きだったものが、また違った感覚からやっぱりいいなと感じるかもしれません。

でも、「欲しい欲しい!」とか「絶対にこれじゃないと!」って感じで、切羽詰まって何かを求めるという感じではなくなっていきます。
それは、トラウマからの回避行動がなくなっていくことと、何かへ中毒している状態から離れていくからだろうなと感じます。

そして、安心感のなかですごしていると、それまで見えなかった物事が見えてきたりします。
「それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?」には“麻痺から凪へと変化していく段階”が書かれていますが、あのステップって本当なんだな〜と私は感じました。

トラウマの色々な症状の嵐のなかにいるときは、信じたいけどこれって本当なのかな…?と思っていたりもした気がしますが、まさにこの段階を踏んで、脳の過覚醒というものは落ち着いていくんですよね。

パートナーとの関係も変わっていく

また、自分の状態が変わっていくにつれて自分をとりまく人間関係が変わっていくということはあって、例えばパートナーとの関係もそうだなと感じます。

「人」そのものが変わることもあるし、「人」が変わらなくても、より心地よい関わりが育っていくようになっていく。

「人」が変わる場合は、より自分に会う人と巡り合っていっているなと感じます。
変わっていくときに、自然と離れる場合もあれば、その時の自分としては望んでいなかった形で離れることもあるかもしれません。
でも、ちゃんと悲しんでその感情を消化できていれば、また新しい出会いがやってくるんですよね。
そして、その新しい出会いは今までよりも心地よいと感じられる出会いだったりします。

「人」が変わらなくても、お互いが安心感という土台にたって、関係を作っていくことができるようになっていきます。
(それってパートナーとの間でトラウマの再上演(もしくは逆再上演)をしなくなるからだろうなと感じます。)
二人ともが「不安」を根底に持っていると、ふたりでグラグラしてお互いに「不安!」とか「怒り!」とかで「なんであなたは◯◯なの!?」と発作状態(普段の冷静な自分でいられない状態)になってしまったりするんですよね。
でも、どちらかが「安心感」の状態になることができると、今までのそのサイクルから外れていく。

穏やかでいられる関係が作られていって、自分が求めていた関係性というものが構築されていくなと感じています。