トラウマによる症状って?

こんにちは!松浦みづほです。
最近涼しかったからなのか、重い荷物を持って歩きすぎたのか(笑)目が回りかけました〜。
びっくり!寒くなって来たので、気をつけないとですね。

久しぶりに、改めてトラウマの3つの症状について

トラウマの問題って、色々なところに現れてしまうなと感じます。
だけど、それが小さい頃から受けて来たトラウマによるものだと、その問題が自分の性質とか体質とかだと捉えられてしまって本当の原因に気が付けないまま薬を飲んだり、なにかでごまかしたりということになってしまうことがあるなと感じます。

例えば、“睡眠に問題がある”なんていうのも、本当に小さい頃からだと“その問題を抱えているのが自分”という風に捉えてしまっていたりしますよね。
もしも何か大きな出来事があって、そのあとに眠れないなどの問題が出て来たら、あの出来事があったからだと自分で気がつけるかもしれません。
でも、それが継続した問題の中で出て来ていることだと、異常に気が付けないので自分の体質のように捉えてしまうことがあるなと感じます。

FAPを受けていて体質から整って行くように感じるのは、それがトラウマの症状だったからだということなんだと思います。
本当の自分というのは、その症状に下に隠されてしまっているんですね。

*トラウマ後の3つの主な症状

生死にまつわるような出来事や性的暴力などによるトラウマの後遺症として、次の3つの主要症状があります。

1.再体験:被害当時の記憶が無意識のうちによみがえる
過去のこととして思い出すのではなくて、今まさに起きているかのように再体験するのが「フラッシュバック」、睡眠中にそれが起きるのが「悪夢」です。思考の形で起きると「侵入症状」と呼びます。普段使っている部分ではなくて、いわば「自分」の「外」に解離された冷蔵庫から入りこんでくるために「侵入」される感じがするのです。

2.回避・麻痺:被害を忘れようと感情が麻痺する、そのために回避の行動をとる
目の前にある危険なものやイヤなものから逃げる逃避とは異なり、回避は、危険なものやイヤなものに遭遇しないように、もしかして遭遇するかも……と思うような場所は避けて通る行動です。
トラウマを呼び戻す引き金(トリガー)はどこにあるかわかりませんから、この回避の症状によって、行動が非常に制限されることになります。
さらに危険を避けるために、トラウマを巡る記憶を自分から切り離そうとすることも起こります。でも、トラウマ記憶だけ切り取るわけにはいかないので、その周辺を切り離して、徐々に自分が感じるさまざまな感覚を自分から切り離してしまう。これが「麻痺」です。
「春だなあ、今日はお天気がよくて気持ちいいなあ」とか「なんて可愛い赤ちゃんなんだろう」といった、細かな季節感や幸福感、愛情の感覚など微細な感覚や感情が失われてしまいます。

3.過覚醒:中途覚醒など、神経が高ぶった状態が続く
人は危険の中にいるとき、神経がピリピリと高ぶって警戒しますよね。この状態が続くのが、「過覚醒」です。
なかなか眠れなかったり、イライラと焦燥感にかられたり、少しのことで怒りや攻撃などの大きな反応をしたり、集中困難になったりします。これは、集中力がないのではありません。今必要なこと以外の刺激が入ってくるのを抑えることができずに、あらゆる刺激に対してセンサーが働いているために、一点に集中できないのです。

赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア/白川美也子著

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