「怒り」の執着から抜け出していく
こんにちは!松浦みづほです。
人って「注目」している人にすごく影響されるな〜と思います。
それをポジティブに使いこなせると、素敵だなと思う人に注目していれば、自然とその人の要素が自分に入ってきて、いつのまにか「憧れの人」の様になれちゃったりします。
でも、それとは逆に、その人の様になりたくないと思っていても、「怒り」で執着させられてしまっているために、その人の要素を取り込んでしまうこともあるなと感じます。
その人の様になりたくないのに、自分の中にその人を見つけてしまう
トラウマの問題があると、様々な場面で怒らされて執着させられてしまう場面ってあったりします。
そして、怒りで執着させられてしまうと、自分がそうしたいと思っていなくても、その人のことをずっと考えている状態になってしまうんですよね。
そうすると、本当はその人の様になりたくないのに、ふとした拍子に、その人と同じ様なことを言ってしまっていたり、行動していたり…
自分の意思とは関係ないところで、その人の要素を取り込んでしまっていることに気がつくことがあります。
そんな時、こんなにあの人の様になりたくないと思っているのになぜ…と絶望にも似た気持ちになるかもしれません。
こんな自分は嫌だと投げ捨てたくなるかもしれません。
ですが、そこでも思うのは「その人に似ている」のではなく、「怒りによって執着させられてしまっている状態」と捉えることが大切だなと思います。
執着から解放されていくと
トラウマ治療を行っていくと、そんな執着からも段々と解放されていくなと感じます。
「心の底から憎い」と思っていたとしても、「なんかもう関係ないかも」と思えるようになっていける。
自分の中にある、その人の嫌な要素がなくなっていくなと思います。
そうすると、その怒りや憎しみに使っていたエネルギーを、今度は自分のために使うことができる様になるんですよね。
「自分っていいな」という感覚を取り戻す
自分のために自分のエネルギーを使える様になると、素敵だなと思う人に注目を向けられる様になっていきます。
素敵だなと思う人に注目していると、徐々にその人の要素が自分の中に入ってきて、その人の様に素敵な自分になっていける。
そして沢山の「素敵だな」と思える人を注目していくことで、「自分っていいな」という感覚を取り戻していける様に感じます。
でも、その「自分っていいな」と思える自分が本来の自分なんですよね。
今までの姿は、「怒り」によって歪められてしまっていた姿。
「怒り」の執着から解放されることで「本来の素敵な自分」に戻れるんだなと思いました。